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「聖霊の賜物」 コリントの信徒への手紙一12章4~7節

「聖霊の賜物」 コリントの信徒への手紙一12章4~7節

ペンテコステおめでとうございます。

本来なら、ハッピバースデー トゥ 教会 と言うべきかもしれません。今から約2000年前に、復活の主が約束された聖霊が降臨し、この地上に教会が誕生したのです。

聖霊というと、みなさんはどんなイメージをもたれるでしょうか。風、雨、息等さまざまなふうに例えられます。しかしイメージすることも大切ですが、本来人間に分かりにくいことをあれこれ考えるよりも、実際みんなに分かるかたちであらわれる、聖霊の賜物のことを思うほうがいいかも知れません。

今日の聖書には、その賜物について書いてあります。省略しましたが、8節以下には、当時、大切な賜物、代表的な賜物と考えられていたものが列挙されています。現代のクリスチャンにの私たちには、ちょっと、と思えるようなものもありますが、しかし大切なのは、それらの力が、聖霊によって、つまり神さまから与えられているということです。

現代の社会においては、また現代にふさわしい賜物が一人ひとりに与えられているのだと思います。どれが尊いとか、大事とか、そういうことではありません。
神さまは、一人ひとりにもっとも良き賜物を与えて下さっているのです。

よく言われることですが、私は弱ってしまって、あるいは高齢になり、何も奉仕ができません。賜物を生かす、なんて言われても無理です、と。しかし、それでも祈ることはできます。しかし、祈りが最後ではありません。病のため、祈ることすらできない状態になることもあります。しかし、その人が存在している、そこにおられる、それだけでも賜物を生かしているのです。さらに言うならば、最後に天に召された後も、残る賜物があります。それは記憶です。

その人が生きていた信仰の証しは、決して消えることはありません。それどころか代々教会において、語り継がれて行くのです。後に続く信仰者を勇気づけ、慰め、励まし続けるのです。

今年も一人ひとりが聖霊を受け、そして与えられた賜物を生かして、これからの信仰生活を豊かに送って行くことができるように祈りたいと思います。

2017年6月4日 ペンテコステ礼拝 笹井健匡牧師

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