南スーダンでの国連平和維持活動(PKO)をめぐり、安全関連法に反対してきた「ママ」たちが「かけつけ警護」に反対する集会を17日に開いた。わが子ならと考えると人事ではない、任務は残酷すぎる、医療や教育の支援をといった意見があったそうである。戦後71年になり、戦争体験者が高齢化し、少なくなってきている。そのような中で、我が子が戦場へ行くことになるかもしれないという母親たちの切実な危機感があるのだと思う。戦争は自分の知らないところで起こるのではない。自分の子どもが殺し殺される現場で過酷な生活を強いられ、命を奪われる危険性もあるという現実感を持っておられるのだと思う。自分のこととして戦争に反対する。PKOに反対するそのような者でありたい。