朝日新聞2017年5月21日朝刊3面

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明治期の自由民権運動があった時。国民が、若者が自分たちで「憲法」を作ろうとしたことがあったらしい。今、そのような気概を持つ者がいるだろうか。新しい憲法を作ることは、私は違う意味で必要であるかもしれないと思う。一つは婚姻の問題。性の多様性が言われている今、両性の合意にのみの両性はいらないんじゃないかと思ったりもしている。しかし、アベ首相は、戦前回帰を目指し、自由民権運動などは無視して、戦中戦前の日本の在り方に戻ろうとしているし、おそらく天皇を元首と言いつつも、自分が独裁者になる気ではないかと思わされる。自民党内でももっとアベ批判をすべきである。そして、国民抜きの憲法「改悪」は許されない。国民がもっと意識をもって、憲法「改悪」に否を突きつけるべきであると思う。最終的に判断するのは国民である。

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