朝日新聞2017年5月22日30面

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戦争を知る世代は「治安維持法」の恐ろしさを肌で知っている。どれだけ窮屈で、苦しい思いをしたかについて、述べられている。戦争を知らない者たちは、肌で知ることなく、生まれた時から「自由」が与えられていた。(しかし、冤罪事件で不当に逮捕されている人たちも戦後たくさんいる)もっと想像力を豊かにしてみよう。政治の話をしただけで、
「共謀罪」が適用されるかもしれない。そうすると、逮捕され、代用監獄といわれている拘置所に閉じ込められ、世の中と断絶した世界で、きつい取り調べを受けるということになる。そのようなことはあってはならない。人権が尊重され、思想信条の自由が保障される社会でなければならない。そのためにも「共謀罪」はいらない。

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