朝日新聞2017年5月20日27面

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「共謀罪」反対の声を上げている人たちがいる。その声を無視する政府は民主主義を何と考えているのか。また、衆院法務委員会では、委員でもない維新の会の議員の一言、「もういいでしょう。」と言ったらしい。一般市民には危害はないと言われるが、「一般」って何だろうと私も思わされた。江川紹子さんは市民運動をしている人は普通の日常を送っている一般市民ではないと判断されるのではと疑念を持たれている。同じくである。何をもって「一般市民」を定義するのか。穴だらけの法案は政府にとって都合よく解釈され、「一般」市民をも対象にしていくに違いない。のほほんとしているあなた、ある日突然警察があなたの家を訪れ、「共謀罪」の嫌疑で逮捕されるかもしれませんよ。国民の判断ではなく、政府の判断のために、この法律は存在することになるのだから。もっと危機感を持ちましょう。

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