朝日新聞2017年5月17日朝29面

前の画像
次の画像
タテ社会とはなかなか日本からなくなることはないだろうとのこと。どうしてヨコ社会にならないのだろう。タテ社会は、学校の学年から始まって、年齢の上下、入社時期の上下によって成り立っている。いつまでもそれは通じないというのが日本の現在の閉塞感のような気がする。長く学ばれてきた中根千枝さんは、「原子力ムラの存在、長時間労働、天下り・・・」といった現在の日本の状況を見ていると、タテ社会がなくならないということを修正しなければという芽が見えてこない、と言われている。まさしくその通りだと思う。身近なところから、タテ社会を変えていくにはどうしたらいいのかを考えなければならない。

0