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「信じる者に」 ヨハネによる福音書20章24~29節

 イースターおめでとうございます。

 イースターに合わせて、鳥取教会報が届きました。昨年12月に橋原正彦牧師が召天され、その後木谷実牧師(児島教会歴代牧師ご子息、現湖山教会牧師)が代務をされています。教会報1面に「必ず」という題で、復活の力強いメッセージが記載されていました。

 ~キリストの復活は「必ず」という確信を持って伝えられた。これは願望や予測ではない。「必ず」と力強く断言されている事実である。~

 力強いメッセージに、鳥取教会の復活を信じる事ができました。

 今日の聖書は有名なトマスの記述です。復活から1週間経って、ようやく彼は復活を信じることができたのです。いったい他の弟子たちと何が違っていたのでしょうか。実はそんな違いはなかったように思います。

 他の弟子たちも、マグダラのマリアの復活の証言を聞いても、すぐに信じることはできず、ユダヤ人を恐れて、家の戸に鍵をかけていたのです。そこに現れられたイエスさまを見て、復活を信じることができたのです。つまり彼らは、聞いても信じることができず、見たから信じたのです。トマスと同じです。大切なのは、信じない者になってしまうのではなく、信じる者になることです。それにはやっぱりイエスさまの言葉を思い起こすことが大切だと思います。生前には理解不能だった、十字架と復活についてのイエスさまの言葉が、彼らを、そして私たちを、信じる者に変えてくれるのだと思います。

 12日(火)に岡明孝さん(岡多美恵姉のお連れ合い)が召天されました。人間的には、いろいろとあれもこれもと思いが沸き上がりますが、次第に、やはりこれも神さまの御業であり、すべては定められていたことなのだと思えるようになりました。きっとこのことも、何らかの「復活」につながるのではないかと思います。

 自分自身の小さな心に支配され、神の偉大な業を見失わない者になりたいと思います。「信じない者ではなく、信じる者になりなさい。」と言われたイエスさまの言葉を、自分への励ましの言葉として受け止め、新たな希望を持って、さらなる歩みを進めて行く者でありたいと思います。

 

2022年4月17日 イースター礼拝 笹井健匡牧師


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